循環器科では、動脈硬化に由来する虚血性心臓病(狭心症や心筋梗塞)を中心に、不整脈、心筋症、心臓弁膜症、先天性心疾患、高血圧症、末梢血管疾患などの診療をおこなっております。大分循環器病院では、現在5名の循環器医が診療に当たっています。また、日本循環器学会の循環器専門医研修施設に認定されております。
当院では、心臓病の迅速かつ正確な診断のため、最先端機器を用いて心エコー図検査、運動負荷心電図、24時間心電図、心臓CT検査、心臓カテーテル検査等を施行しております。心臓カテーテル検査は、平成7年の循環器科開設当時より始められ、現在年間約1,000例のカテーテル検査を施行しております。
虚血系心臓病や不整脈に関しましては、薬物療法に加えカテーテルと呼ばれる細い管を用いた手術を多くの症例で施行しております。また、平成16年より、心臓以外の末梢血管疾患(頚動脈、腎動脈、下肢の動脈等)の診断及び治療を開始しております。特に腎動脈、下肢の動脈に関しましては、カテーテルによる手術を積極的に施行しております。
不安定狭心症や心筋梗塞、急性心不全等の循環器系救急疾患に関しましては、24時間体制をとっており、救急心臓カテーテル検査等を施行し、迅速な診断治療を行っております。また、重症な患者様に対しては、CCU(心臓集中治療室)で最先端機器を用いて集中治療を施行しております。
虚血性心臓病(狭心症、心筋梗塞)・心不全・不整脈・心臓弁膜症・心筋症・高血圧症・末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症、腎動脈狭窄症)
急性心筋梗塞症例(上段):冠動脈造影にて左前下行枝近位部に完全閉塞を認めたため、同病変に対して緊急で経皮的冠動脈インターベンション(カテーテル治療)を施行。先ず血栓吸引を行った後、バルーンで病変部を拡張し、最終的にステントを留置し再灌流および病変部の良好な拡張に成功。
不安定狭心症症例(下段):軽労作で頻回に狭心症発作が出現するようになり来院。冠動脈造影にて右冠動脈中間部に高度狭窄を認めたため、同病変に対して経皮的冠動脈インターベンション(カテーテル治療)を施行。先ずバルーンで病変部を拡張した後、ステントを留置し病変部の良好な拡張に成功。その後狭心症発作は認められなくなる。
閉塞性動脈硬化症の症例。下肢の痺れ・間歇性跛行(歩くと足が痛くなる)を主訴に来院。
下肢動脈像造影にて右下肢の動脈(浅大腿動脈)に完全閉塞を認めたため、同病変に対して経皮的下肢動脈インターベンション(カテーテル治療)を施行。先ずガイドワイヤー(針金)にて病変部を通過。その後バルーンで病変部を拡張しさらにステントを留置し、病変部の良好な拡張に成功、右下肢動脈の血流は良好となる。上記症状はその後消失する。
理事長・院長
秋満 忠郁(あきみつ ただふみ)
[出身大学] | 昭和62年 大分医科大学 医学部卒業 |
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[資格等] | 医学博士 日本内科学会認定医 日本循環器学会循環器専門医 日本インターベンション学会評議員 |
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循環器内科部長
栁井 陽介(やない ようすけ)
[出身大学] | 平成21年 大分大学医学部卒業 |
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[資格等] | 日本循環器学会 専門医 日本内科学会 総合内科専門医 日本心血管インターベンション治療学会認定医 |
[略 歴] |
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赤峰 康史郎(あかみね こうしろう)
[出身大学] | 平成30年 大分大学医学部卒業 |
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[資格等] | 日本内科学会専門医 |
[略 歴] |
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石井 悠海(いしい ゆうみ)
[出身大学] | 平成24年 大分大学医学部卒業 |
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[資格等] | 日本内科学会専門医 |
[略 歴] |
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植村 徹也(うえむら てつや)
[出身大学] | 平成28年 大分大学卒業 |
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[資格等] | |
[略 歴] |
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岩淵 優毅(いわぶち ゆうき)
[出身大学] | 平成30年 大分大学卒業 |
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[資格等] | |
[略 歴] |
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☆土曜日午後・日・祝日は休診です。
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