近年、新たな国民病として慢性腎臓病(CKD:chronic kidneydisease)という病気が注目されています。慢性腎臓病(CKD)とは腎障害を示す所見や腎機能の低下が慢性的に続く状態です。放置したままにしておくと、慢性腎不全となり人工透析や腎移植をうけなければ日常生活を送ることが出来なくなります。
さらに、慢性腎臓病(CKD)は心筋梗塞や脳梗塞などの心血管病(CVD:Cardiovascular disease)に対する重大な危険因子であるため、末期腎不全に至る前に出来るだけ早期に腎臓病を発見し、的確に治療を行うことの重要性が再確認されています。
当院では腎疾患の早期診断に積極的に取り組み、慢性腎臓病(CKD)・末期腎不全・透析管理に至るまでを循環器内科を中心とし、各診療科と連携をとりながら総合的治療・管理を専門医が行っております。また、院内で人工透析を行っており、通常の血液透析の他に持続的血液ろ過透析(CHDF)やシャント手術、血液吸着、血漿交換等も行っております。
Online HDF(血液透析濾過)とは、血液中の小さい分子量の毒素を取り除くHD(血液透析)と、中分子量の毒素を取り除くことが出来るHF(血液濾過)を組み合わせた治療法です。
通常のHDに加えて、HFの効果によりβ2マイクログロブリンの除去(手根管症候群の予防)や血圧低下の改善、掻痒感の軽減に効果があります。
日本透析医学会の策定しているオンラインHDFを行うために必要な透析液浄化の厳しい規定を、新病院移転時に新しい水処理装置を導入しこれまで以上に純度の高い透析液を生成する事が可能になった事でクリアしました。
もちろんこれまでのようにHDも行っておりますので、患者様の状態に合わせて、HDとHDFを選択し、治療が行えるようになりました。
当院では、専門のスタッフが24時間対応出来る体制を整えており、徹底した安全管理を行うことで、透析に伴う患者様の不安を取り除き、安心して透析治療を受けて頂けるよう努めております。
タクシーによる送迎なども行っておりますので、詳しくは、お問合せください。
腎臓内科部長
吉田 博(よしだ ひろし)
[出身大学] | 平成5年 大分医科大学(現大分大学医学部)医学部卒業 |
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[資格等] | 日本腎臓学会認定専門医 日本透析学会認定専門医 日本内科学会認定医 日本内科学会総合内科専門医 |
[略 歴] |
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